青春応援歌〜オルタナティブエンズ〜

□1球目
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ある日の雷門中。






『あたしをイナズマジャパンのマネージャーに!?』

「ええ。私が海外留学している間の期間だけでも、花にお願いしたいの。」



お昼休みに親友の夏未がいきなり理事長室に呼ぶモンだから何かと思えばこの事態。

夏未が海外留学するのはちょっと前から聞いてたけど、マネージャー任せるなんて全く聞いてないよ!!


『だってイナズマジャパンなんて今やスゴい有名な日本の選手ばかりのチームでしょ?そのマネージャーをあたしなんかに任せちゃっていいの…?』


そりゃ、いくらなんでもいきなり荷が重すぎるもの。
思わず夏未に聞き返す。


「寧ろあなただからお願いしたのよ。花は今まで私や幼なじみの半田くんに誘われて何度か雷門中の試合を観てきたからサッカーのルールは大体知っているし、キャプテンの円堂くんや風丸くんとも個人的に仲が良い。それに、そんな外見だけど頭脳明晰で応用が効くからサッカーの戦術にも対応できるんじゃないかと思って。」

『…ねえ、ちょっと最後のは褒めてるの?バカにしてるの…?』

「あら、私なりに褒めているのよ。」

『…それはありがとうござんした…ハハハ。』



思わず苦笑いをするが、マトモに夏未に褒められたことは今まで無いし、そんな彼女の性格はあたしが一番よく知っている。


「…で、返事はどうなの、花?」


『…あたしが夏未の頼み、断ると思う?…てかそう言って断らせないでしょ?』


そう言うと夏未はフフッと軽く笑みを見せる。


「よくわかってるじゃない。じゃあ、頼んだわよ、花。」
















ここから、あたしの平凡な毎日が、ちょっと先の未来の輝ける日々へと変わっていくのだったー…。
 

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