赤の祓魔師

□赤の祓魔師・8
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ふと目が覚めると窓の外は真っ暗




時計を見ると午後7時









「いつ私は寝たんでしょう…?」





メフィストは眠る前の記憶を思い出している…





















やかましい弟達………





泣き叫ぶ弟………





炎の暴走…………







燃えた嫁……






「嫁!!」








そうでした……イブリースに嫁を燃やされて私は……






「気絶して……?」




誰かが運んでくれた…








………誰がここに?
















アマイモンなら放っておくだろう




じゃあイブリースが運んだのか?


いや、イブリースじゃなかった気がする…

もう少し小さい………










ノア……?







あの娘が帆こんでくれたんでしょうか…?























「まあいいか………もうこんな時間……」










といい部屋を後にするメフィスト




















ガチャッ












『父さんおはよー!!』





理事長室に入るとノアと愚弟二人が食事中


部屋はきれいに片付いている





『父さんも食べる?』








食べているのは 


パッと見たところだと




カルトフェルズッペ
シュニッツェルにヴルスト
カルトフェルプッツァー



に見える


なぜかビールも置いてある


ドイツ料理only












『晩飯作ろうと思ったんだけど材料なくてさ、買いに行くにも道わかんないからあるもので…ね』


「ドイツ料理だらけですね」


『欧州の料理しか作れないんだよ。日本食なんて無理だ』


「兄上これおいしいですよ!!」


なんて言いながらプッツァーを頬張るアマイモン


『ちゃんと父さんの分もあるんだよ!まあ早く喰わないとなくなるけど』



確かに、アマイモンとイブリースの食べる速さは尋常じゃない


なくなるのも時間の問題




「じゃあいただきますか☆」


『召し上がれ☆』




















うまい…





















奥村燐程ではないがうまい
















『おいしい?』



なーんて上目遣いで聞いてくる












「ええとっても」


『そっか』



嬉しそうにほほ笑むノア




ああその笑顔反則です!!








これ親バカって言うんでしょうか?












『そうだ父さんこれ』




といい差し出してきたのは燃えたはずの嫁

もとい萌えフィギュア




「あ…嫁が…どうしたんですかこれ?!」


『アタシの使い魔に頼んで治してもらったんよ!!』





ノアの使い魔…



そう言えばネイガウスが言っていた




«地の王アマイモンの臣下……セーレ»








八候王である地の王アマイモンに次ぐ力を持った悪魔を呼び出すなんて……すでにその前に上級悪魔を2体召喚しているにもかかわらず……




いったいどれほどの精神力を持っているのか…














なんて思いながらノアを見つめる
























『ん?アタシの顔になんかついてんのか?』



ハッと我に返る


「い、いえ、何も」



『嘘だねー目も鼻も口もまゆ毛もついてるもんねー何もないなんてありえねーよーだ』



といいいたずらっぽく舌を出す


そんな仕草をまた可愛いと思う

「お父さんをからかうなんて…度胸があるじゃないですか」


『ニシシシシシ^皿^』















なーんてほのぼのした夕飯





































































ドカンッ
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