赤の祓魔師

□赤の祓魔師
2ページ/7ページ











































「ノア…もうすぐ着くよ。日本」

『そうだね兄さん…何年振りだろうか…』

ドイツから日本へ
飛行機に揺られ11時間


退屈な空の旅も間もなく終わる…









ガッシャーン





遠くで窓ガラスの割れる音




『鳥でも入ってきたんだろうか…』

「どうだろうね?」



前の席から叫び声が聞こえる


『たかが鳥ぐらいでうるさいなぁ…』



そう言って外を見ていたアタシに兄は



「鳥じゃなさそうだ…」

『兄さん?』







ああ・・・確かに鳥じゃない




何なのだろうあれは…

みたことのない化け物


鼻を突く腐臭…



その化け物はアタシの目の前でバリバリと人を喰っている






ああ…




これは現実なのだろうか…
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ