混合

□オレンジの翼
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綱吉side
「ん……っ。空……?」

目を覚まして俺が思ったことはどうして自分の周りに草原が広がり、青空が広がっているかだ。

『デーチモ』

声がした方に振り向くとボンゴレプリーモが立っていた。

「プ、プリーモ!? ここ、どこなんですか? っていうか獄寺君達がっ!」
『そのことについて説明に来た。だから落ち着くんだ』
「は……い……」

獄寺君達の事を思い出して慌てたけどプリーモの表情で落ち着いた方がいいと判断し、俺は落ち着く事にした。

『ここは無意識の世界。簡単に言えばお前の夢の中だ』
「俺の、夢……」
『ああ。現実世界に現れてアルコバレーノにも説明したかったが、何者かが干渉して出ることが出来なかった。だからデーチモの夢に来たのだ』
「何者か?」

俺が気になった言葉を繰り返すとプリーモの表情は真剣な表情になったため、本題が来るとわかった。

『まずお前達を襲った奴らはこの世界の人間ではない』
「……?」

プリーモの言葉が理解できない。この世界じゃないってことは……。

「まさか、未来での白蘭みたいな……っ」

未来で別のパラレルワールドから白蘭は自分自身を連れてきた。だから俺はまた同じ事かと思った。

『違う。あいつらはパラレルワールドではない異世界だ』
「異世界って……ええぇえぇ!? じゃ、じゃあ獄寺君と山本はっ!」
『恐らく異世界に連れていかれた』
「どどどどうしよー!」
『落ち着け、デーチモ。一つだけだが異世界に渡る方法はある』
「え?」
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