BOOK short
□二人で
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FT学校
6時間目 終
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いつもは二人で帰ってるのに最近ナツは先に帰ってしまう
クラスが違くて帰りの会が終わってすぐにナツの教室にいくのにやはりいなくて…俺の事嫌いになったのか??
今日も半分諦めながらナツの教室に行くと、そこには先生に足止め?をくらってるナツがいた
数分後先生から解放されてナツが走りだす
「ナツ!」
「!グレイ!?」
「…ナツ!今日一緒に帰らないか!?」
少し間があってナツが口を開く
「…ぁー…ごめんグレイ…今日ちょっと用事があってさ…」
また…
「……なんで…なんでいつも先帰るんだよ!?用事ってなんだよ!?そんな毎日外せない用事があるのか!?」
「!あ、いや」
「もういい!」
「ちょ、まっ!グレイ!」
ナツが叫んでたけど俺は振り向くほどの勇気がなかった
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次の日
FT学校
帰り
今日もやはりナツは先に帰っていて
俺は一人でトボトボと歩いていた
「…はぁ…」
「?。朝から溜め息ばっか出てるよ?溜め息だすと幸せ逃げるんだから止めた方がいいよ」
俺が溜め息ばっかだしてるせいか俺の後ろにいたロキが話かけてきた
「…幸せ…ね」
「???どうしたんだい?」
「…実は…」
相談しようか迷ったがロキは何かといい奴だから躊躇いながらも話した。
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「………あのねぇ!グレイは鈍感すぎるよ!なんで気づかないの?
「え?」
「もう!着いてきて」
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