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□２：初めて
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不安混じりに、階段を登る。
―ふわっ
視界に飛び込んできた、美しい髪。
おもわず・・・
声をかけた。
「なぁ・・・。」
女「ハッ・・・はい？ 」
やっちまったな・・・キョドってるよ・・・完全に。
女「どうかしましたかッ？」
「あ、すまん。何か声かけちまった。」
女「いえッ。全然！せっかくだし、名前教えて？」
「グレイ。グレイ・フルバスター。」
女「グレイかぁ。あたしはッ・・・蝶々・ドラグニル。」
「蝶々か・・・。宜しくな。」
貴「こちらこそッ！」
蝶々は、軽く会釈する。
ヤベぇ・・・コイツ可愛すぎんだろ。
貴「あ、クラス、一緒だよね？よろしくね♪」((ﾆｺ
「お、おう。」
貴「じゃあ♪またねッ。」
―ふわっ
長い髪を揺らして踵を返した。
これが世に言う一目惚れか？
ーあの少女を俺のものにしたいー
そんな感情を抱く自分が恐ろしかった。
けど・・・こんな気持ちは初めて。
どうしたらいい？
俺は決めた。
蝶々を俺のものにする。
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