メッセSS集

□恋は戦争シリーズ
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タイトル「恋する貴族」

「あああああ!!屋根裏の野郎ォォォォォ!!」
今日もホーディさんは屋根裏への恨みを叫んでいる。とはいえ、ホーディさんもこの事務所に来てから大分明るくなった。それにE・Sによる副作用も軽くなっているようだ。

だが、

「いつ・・・げほっ、げほっ!!」


それでもあの薬の副作用が消えたわけではない


「ホーディさん!!」

急いでホーディさんに駆け寄るが、彼は「大丈夫だ」と一言呟いて再び咳き込んだ。
・・・魚人島占拠・麦藁との戦いによるE・Sの多用でホーディさんは俺達幹部よりも副作用によるダメージが酷い。普段の生活において・・・そんなに辛そうな姿を見せないホーディさんだが、こうやって時折、発作が起きている。

・・・恐らく、ホーディさんは俺よりも早く亡くなってしまうだろう

悲しいだろうがこれが現実だ。
あの時の戦いが、彼の寿命を減らしてしまった。彼としてはそれを後悔していないだろう・・・

だが、そんなの寂しいじゃないか

俺は、俺は・・・ホーディさんがいなくなるなんて考えたくない

「ホーディ、さん・・・」
「げほっ・・・あ?なんだ?」
「・・・いや、なんでもありません」

今はまだ、この気持ちは伝えることが出来ないだろう。

でもいつかは、いつかは伝えようと思う

俺の、気持ちを

愛しい彼に
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