メッセSS集
□普通メッセSS
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タイトル「チラリとモロなら俺は迷わずチラリを選ぶ」
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黒獅子「風が強いなぁ・・・」
鰐「仕方ないだろ・・・確か台風が近づいてるらしいしな」
ウィングレーツ探偵事務所の社長&副社長コンビは中庭を歩きながら雑談に興じていた。季節は春・・・中庭に咲く桜の木の下でプチ花見に興ずる社員もいるようだ。
その中には最近入社したばかりの地下鉄の少女(通称:チカちゃん)も混じっていた。
黒獅子「あ、チカちゃんだ。あいつも馴染んだねぇー」
鰐「・・・だな」
黒獅子「最初は恥じらいが無くてスカートが下着に挟まってても気にしなかったよね」
鰐「てめぇはカメラで連写してたじゃねぇか!この変質者もどきが!」
黒獅子「それは誉め言葉だよクロコ・・・もっと罵ってくれてもかまわない!(キリッ」
鰐「・・・ったく、てめぇは・・・」
と、そこに一陣の風が・・・
チラッ
*地下鉄少女のスカートが捲れる音
その場に居合わせた野郎共(切裂とおりゃんせ、アーロン、バンダー・デッケンなどなど・・・)が思わず凝視する(尚且つ心の一眼レフを起動させていた)。
黒獅子にいたっては携帯電話を片手に写真を撮ろうとしていた(*良い子も悪い子もマネしないでね!)
だが、地下鉄の少女は少しだけ顔を赤くしてすぐにスカートを抑えてしまったのだった・・・
野郎共は「おい、見たか?」「いや見えなかった」「畜生!なんで目に激写機能がついてなかったんだ!!」「それはもう人間じゃないだろ」などなど・・・
どうやらスカートの中身をしっかりと確認できていなかったようだ。
黒獅子も携帯電話の写真を確認して「畜生ォォォォ!!手ぶれしてやがるぅぅぅぅ!!」と悲痛な叫びをあげていた。誰かお医者さんを連れてきて!
鰐「たかだか下着の色で一喜一憂すんじゃねぇよ・・・」
黒獅子「するだろ!おにゃのこの下着やもん!」
鰐「相変わらず意味が分からねぇな・・・そんなに知りてぇのか?」
黒獅子「知りたいに決まってんだろ!」
鰐「水色」
黒獅子「え?」
鰐「だから、水色だ」
黒獅子「・・・・・・・・・見えた?」
鰐「んぁ?見えたが・・・それがどうかしたのか?」
黒獅子「なんで女子の下着を目撃して興奮してねぇんだよ!!お前はそれでも男か!?」
鰐「てめぇこそ、女のくせに同性の下着の色に興奮するな馬鹿」