神の使徒
□第六章
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それから皆は使用人に起こされ用意をし朝食を摂った。
皆は同室で色々と休憩していた。
「旦那様。」
メイドが劉夜に声をかけた。
『どうした?』
「お見えになられました。」
『そうか。通してくれ。』
「どうしたんだ神田。」
「誰か来たのか?」
『あぁ。皆に紹介しようと思ってな。』
「紹介?」
「誰だそれ………」
皆が疑問を持っていると扉が開いた。
『呼び出して悪いな、雷。』
劉夜が雷と呼んでいるのは
劉夜と同じ藍色の長い髪に青い瞳、
容姿淡麗なマーメイドドレスを纏った女性だった。
右手の薬指には劉夜と同じシルバーリングが嵌められていた。
「良いのよ。気にしないで頂戴。」
『ありがとな。
皆、彼女は神羅雷。』
「雷と呼んでください。どうぞお見知り置きを。」