神の使徒


□第三章
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「劉夜君本当にサッカー初めてなの……?」


『………あぁ、初めてだ』


「神田」


鬼道が劉夜の元へ来た。


『何だ?』


「一緒にサッカーをしてみないか。」


『俺が?』


「あぁ。」


『初心者が入っても足手まといだろ?』


「さっきのシュートを見るとお前は初心者じゃないようだが」


『俺は初心者だって。』


「仮にそうだとしよう。


じゃあこれから神田を鍛えさせる、これでいいだろう」


『………はいはい。』


劉夜が折れ、皆と一緒に練習する事にした。


『で、何をするんだ?』


「まずこのボールを円堂に向かって打て。」


『………』


劉夜は構えボールを蹴った。


バシュッ


「はぁっ!」


円堂はそれを受け止めた。


「………お前今本気じゃなかっただろ。」


『本気さ。』


「……………」


『悪い軽いジョークだ。』


「ならもう一度打ってみろ。本気でな。」


『…………』


劉夜は鬼道に多少恐怖を覚えた。


また劉夜は構えボールを蹴った。


バァン!


「ぐあっ!」


円堂は受け止めようとするが弾き飛ばされた。


「流石だな。」


そういい鬼道は劉夜の前に立った。


「俺からボールを盗ってみろ」


そういい鬼道は劉夜の横を通り抜けた。
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