哀れな堕天使
□第四章
1ページ/5ページ
家に着き入ると少し予想していたのと違い
大人しく待っていたらしい。
『あら。暴れなかったの?』
「何その俺様達が絶対暴れるっていう言い草は。」
『珍しい物ばかりだと思うからてっきり暴れるかと思ってた。』
「酷いなあ。」
名前は冷蔵庫に食料を仕舞った。
『服合わせして頂戴。』
名前がそういうとそれぞれが服を手に騒ぎ始めた。
名前は一人キッチンへ向かい時計を見た。
時計は8時を指しており名前は夕食を作る事にした。
名前は皆が食べやすい鍋にした。
名前が具材を切っているとキッチンに佐助が来た。
「名前ちゃん手伝おうか?」
『……手伝うのは毒でも入れてないか監視する為でしょ。』
「ははっ名前ちゃんって鋭いんだね。」
『私の前で偽りの笑みは止めて。
見ていて腹が立つ。偽りなら無表情と同じだ。』
佐助の顔から表情が消えた。