独りぼっちの暗殺者
□第三章
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名前が料理に取り掛かろうとした時
「俺様も手伝うよ。」
既に着替えた佐助がいた。
『見張りに来たならそう言えば?』
「よくわかったね。」
『まあ良いわ。』
名前は冷蔵庫を開けた。
『…………………』
「どうしたの?」
『いや。(卵が増えてる……神か。)』
名前は卵を大量に取り出すと料理を始めた。
「こんなに卵を使うなんて……」
『安いわよ。ここにいる間欲しいならいくらでも買うわよ。』
「………金持ち?」
『そこらよりかは。』
「……この赤い液体何?」
『味見でもしたら?別に毒じゃないわよ。』
「………」
佐助は指にケチャップをつけると名前に差し出した。
『毒味しろって?』
「まあね。」
名前は躊躇いもせずケチャップを舐めた。
「名前ちゃんには恥じらいがないのかな?」
『生憎。』
「……………」
あれこれしているうちに料理は出来上がった。
『運んで。』
「はいはい。」
佐助と名前はリビングへ向かった。