哀れな堕天使


□第二話
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『………これで良いかしら。』


名前は動きやすい格好に着替えた。


『用意できた?』


「ああ……ってテメェはなんて格好してやがる!」


『は?』


「は?じゃねぇ!女がそんなに肌を曝すな!」


『………此処では普通よ』


「Hey!何の騒ぎだ?」


小十郎の怒鳴りを聞き付け皆がやってきた。


「名前殿!!!」


『?』


「破廉恥でござるぅぁああああああああああ!!!」


「うるせぇぞ真田幸村!」


『…………』


名前を見た幸村は赤面になり倒れた。


「旦那ああああ!!」


『何なのよ一体……』


「それにしても名前。


お前随分とSexyな格好だな。誘ってんのか?」


政宗は名前の腰に手を回した。


『残念ながら貴方達を誘う気は無いわ。』


「Ha!言ってくれるな!」


『貴方が私を落とせるかしら?』


「………やってみるか?」


『やれるものならね。』


「上等だ。


最初は気に入らなかったが……気に入った。」


『そりゃどうも。』


政宗は名前の顎を持ち上げた。


「政宗殿!!


破廉恥でござるぅぁああああああああああ!!!」


「旦那あああ!!」


幸村がまたもや叫び倒れた。
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