〜住の江の篇〜
□鬼気
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神威「ふっ…無駄な足掻きだヨ。所詮仲間になるならないのことに…君に拒否権はない」
弥生「…なにそのクサいセリフ。ププッ」
弥生がわざとらしく馬鹿にしたように笑う。
陰で2人の闘いを見つめる阿伏兎はさっき罵倒されたお返しだと露骨に分かるほどの弥生を小学生かと思う。
弥生「“拒否権はない”とか、それどっかの乙女ゲーからの引用ですか?パクリですかーっ?」
神威「なっ…」
弥生「そんな一世紀前の安いメロドラマみたいなセリフ、今頃誰がトキメくと思ってんですか〜?だいたいこんな夢小説読むのは銀時ファンなんだよ。貴様なんぞ眼中にねェんだよ」
弥生の変わりように目からウロコ。
2人は動揺を隠しきれない。