〜魂の緒よ篇〜
□些事
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銀時「だがしょっちゅう邪魔が入って…結局剣を振る」
弥生「でも…悪いことでは、ないだろう?」
銀時「え?」
弥生は少し起き上がると目を伏せる。
弥生「我がまだ、姫君と呼ばれていた頃でも…我が刀を習いたいと言ったら“これ”を渡してくれた」
弥生は着物の中からあの緑色の冊子を取り出す。
弥生「我の親が心配しても、松陽先生は我に“在り方”を教え…そして銀時。貴様とも出逢えた」
銀時「弥生…」
弥生「刀を再び握ったとて、悪いことではなかった。…また、大切な者を護ることができる」
弥生は驚いてる銀時の顔に手を伸ばす。