〜魂の緒よ篇〜

□唯美
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―――――


その頃、銀時と桂は……

天人の相手をしていた。


桂「っ…こうも上手くいかぬとは…!」

銀時「ヅラ、甘くみてたのが間違いだ!俺ァ最初からこの覚悟だ!」

桂「甘くみてた訳ではない!ただこんなにも…もどかしいのが苦しいとは…」

銀時「ふっ…てめェも俺と、大して変わりはねェようだな…!!」


銀時と桂は一人、また一人と斬り倒していく。

そしてやっと天人が居なくなったのは30分もした頃――

銀時たちは走り回っていた。

するとまた、天人が次から次へと出てくる。


銀時「ッチ…まだ天人が居やがる…」

桂「…銀時、お前は先に行け」

銀時「ヅラ!?」


銀時は驚いて桂の方に振り向く。


桂「確かに…自分が弥生を救いたいと、願っている」


桂は刀を抜く。


桂「しかしな…ここは一つ、臨機応変に…今自分のすべきことをせねばならん」

銀時「ヅラ…」


桂は薄く笑うと銀時に背を向け、だんだんと迫る天人に刀を向ける。







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