〜風そよぐ篇〜
□刹那
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弥生「風そよぐ・・・・」
淀んだ空気も何処へ行ったのか。
夕日が出て、明るい城。
外から夏の終わりの風が吹いて来た。
銀時「さあ・・・二度寝するか」
弥生「そうだな」
神楽「結局晴れ渡ってないアルヨ」
新八「まあそれは作者の誤算というか・・・」
銀時「まあ、いいだろ」
神楽「そうアルネ」
新八「とりあえず、帰りましょうか」
弥生「ああ」
4人が城に背を向けたのを確認するように城は崩れ落ちた。
その4人を見つめる影があるとは、誰も知らぬまま――。
??「弥生・・・銀時・・・変わらんな、お前たちは・・・」
そしてふと銀時と弥生が立ち止まる。
――ドサッと、ふたりは倒れた。
神楽「ハァ・・・やっぱりアルか」
新八「いつかと思いましたけど・・・案外持った方です」
神楽は銀時を、新八は弥生を担いで歩き出した。