〜風そよぐ篇〜
□刹那
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奈落「くぅ・・・・!!うぁぁぁああああ!!!」
奈落の体を銀時と弥生の刀が通り抜ける。
その体からは眩い光が放たれ、夕日がふたりの影を美しく映す。
銀時「・・・」
弥生「ふっ・・・」
弥生はいつもの微笑で、銀時はいつもの死んだ目で、刀を鞘にしまった。
神楽「おーーーいっ!!銀ちゃん!」
新八「生きてましたか、二人とも」
銀時「それは俺たちのセリフだっつーの」
弥生「・・・」
神楽たちが赤の間に入ってきても、弥生は振りかえらなかった。
少しかがむと弥生は畳に落ちていた桜の葉を拾っていた。