〜風そよぐ篇〜
□悠久
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玻璃は刀を抜き、弥生に切りかかろうとする。
銀時「くっ…」
弥生「銀時!!」
そこに銀時が刀を重ね、弥生を守る。
銀時「弥生!てめぇは先に行け!!」
弥生「しかし…」
銀時「てめぇは俺の強さ…十分分かってんだろ?俺もてめぇの強さ、十分分かってる。だから…心配すんな」
玻璃「随分と余裕だな、坂田」
銀時「弥生、行け!!てめぇが行かねーで誰が行くんだよ!!!」
弥生「銀時っ…」
弥生は微笑む銀時を信じ、奥の襖を乱暴に開き、走り出した。
銀時「っと……さっきの意見に一言言わせていただこうか、多串くん」
玻璃「ああ、お前が生きてる間にな」
銀時「人はなァ、護りたいもんがあると…いつもの何千倍も強くなれんだよ!!特に…」
「惚れた女の為なら、な」