〜風そよぐ篇〜
□悠久
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その頃神楽は――……
艶やかな赤の間に来ていた。
蘭丸「神楽…とはこの娘のことかい」
神楽「誰アルか?私の名前を呼ぶ薄汚い男は」
神楽は部屋中を見渡す。
するとどこからともなく、蒼い髪の男が出てきた。
蘭丸「蘭丸って言うのさ。よろしくねぇ、神楽ちゃん♪」
神楽「二度とその嫌な面で…私の名前を呼ぶんじゃないアル!!」
神楽はタッとリズムよく蘭丸に向かって走り出した。
―――――――――――
そして銀時と弥生は地味な部屋の真ん中にいる男を見つけていた。
玻璃「お前が…坂田銀時…」
弥生「玻璃っ!まさか…玻璃まで囚われたと言うのか…」
銀時「コイツは…攘夷戦士だった…」
玻璃「俺の名前を知る者は1人残らず…」
「斬る」