〜魂の緒よ篇〜
□些事
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あの戦いから3日――
弥生「んー…」
銀時「起きたか。…ったくてめェは毎回毎回、どんだけ寝りゃあ気が済むんだよ」
弥生「…なんだ銀時。貴様ずっと、ここに居たのか」
銀時「悪ィかっ」
まだ横たわる弥生の横に腰掛けるのは包帯だらけの銀時で、銀時は相変わらず照れて頭を掻く。
弥生「ああ、悪いなァ。貴様我の寝込み襲う気か?」
銀時「バッ…!!なに言ってやが…!!」
弥生「ふっ…冗談だ」
銀時「ったく…てめェも懲りねーな」
銀時な溜め息をつくと、弥生の髪を撫でる。
弥生「我はもう、刀を握るつもりはなかったのに…」
銀時「俺だってそうさ。あの争いからもう自分は…戦うことはねェと思ってた」