〜魂の緒よ篇〜
□気宇
1ページ/10ページ
また子「しっ…晋助様…!」
高杉「ん…?ちっと待ちな」
高杉は一回転して桂に刀を向ける。
高杉「ふっ…ヅラァ、何本気になってんだァ?そんなに弥生が恋しいか?」
桂「ああ、恋しい…!しかし貴様に渡す訳にもいかぬ!」
高杉「今更遅いな。もうすでに弥生は俺の手に墜ちた」
桂「くっ…」
高杉と桂が刀を交える。
しかしそこに――
―――スッと、高杉を狙って剣が降りてきた。
高杉「なっ…!?」
弥生「誰が貴様の薄汚い手に墜ちたって?…利いた風なことを言うな、高杉」
高杉「弥生っ…!?なぜお前が…!!」
弥生「言っただろう。貴様如きに殺される我ではないと」
銀時「生きてたか…!」
弥生「貴様が糖尿で死ぬのが先だァ!」
弥生は高杉のいた場所から刺さった自分の刀を抜く。