〜魂の緒よ篇〜
□唯美
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また子「っ…」
神楽「往生際が悪いネ、小娘!さっさとくたばれ、この染み付きパンツ…!!」
神楽は一跳ねに飛ぶと、また子に蹴りを入れた。
また子「くっ…クソ…。…もういいッス。出てくるッス!!」
また子がしびれを切らし、合図を送るとどこからともなく出てくる奴ら。
新八「天人!?」
変平太「私も分かりませんが、近頃よく協力してくれるんです」
神楽「無駄な足掻きネ!」
また子「精々、大きな口叩いとくッス…!!」
神楽「うぁぁぁ…!!」
神楽とまた子はお互い走り出す。
それを見た武市と新八も目を合わす。
新八「…あのー…ここはやっぱり本気出しといた方がいいですよね…?」
変平太「ですね。やっぱりカットが一番の敵というか…むしろカットの方が斬り殺したいですよね」
新八「いや別に。そこは同意したらマズいかと」
新八が咳払いをすると、変平太も剣を構える。
新八「…さっ、行きますよ」
――トッと音を立てて、地面は摩擦された。