〜魂の緒よ篇〜
□唯美
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桂「忘れるな。貴様の為ではないことをな」
銀時「バカ野郎。…んなのはこっちから願い下げだ。気持ち悪ィ」
銀時はニヤリと笑う。
銀時「…さっさと来いよ、ヅラ」
桂「ヅラじゃない。桂だ」
二人は別々の方向へ走り出した。
――――――
神楽「っ…!これじゃいくら倒してもキリがないネ!!」
また子「先輩、こいつらもそろそろ体力も限界ッス。さっさとトドメさしましょう!」
変平太「そうですね。じゃあ猪女からどうぞ」
また子「猪じゃないッス…!!」
また子は天人の相手をする神楽に向けて引き金を引く。
神楽と新八はその瞬間、目を見開いた。
―――シュッ
また子「えっ…」
弥生「これでもう、酢昆布の借りは無しだぞ」
神楽「弥生…!」
新八「弥生さん!!」
また子の放った銃弾を真二つに斬ったのは弥生の刀であった。
弥生「いつまでも手こずらせるな」
弥生の目の色が変わる。
また子と変平太はゾッとしたように目を見開く。
弥生が刀を横に振るえば、数多いた天人が次々と倒れていった――。