〜風そよぐ篇〜
□刹那
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お妙「あら、起きました?」
弥生「ん・・・」
弥生が目覚めたのは3日後。
傷には包帯が、布団の横には知らない女がいた。
弥生「貴様は・・・?」
お妙「新ちゃんの姉のお妙です。どうも」
弥生「ああ。我は
弥生だ。・・・所で・・・」
お妙「銀さんなら・・・」
――ガラッと襖が開くとだらけた目をした銀時が出てきた。
お妙「じゃあ、私はこれで」
お妙は気を使ったのか、部屋から出て行った。
銀時「ったく・・・いつまで寝るのかと思ったぜ」
弥生「貴様のことだから永眠したかと思ったが・・・違ったようだな」
銀時「相変わらずなヤツだぜ・・・」
銀時は髪をかき乱しながら、微笑する。