青エク

□親 続編
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※この作品はメフィスト子育てシリーズ「親」の続編です。それでもよろしいと言ってくださる優しい方はどうぞ★










メフィストの子供を産もうと決めた時に…


二度と両親には会わないと決めた。



私には悪魔が危険なのかわからないけど無償の愛を与えてくれた両親を巻き込みたくなくて…



迷いはなかった。



メフィストと生きていく事に…。


でも…


無駄だとわかっていても




母の日と父の日にかかしたことのなかったプレゼント選びをやめる事が出来なくて…


ただの自己満足だったけどあげる予定のないプレゼントを私は選び続けた。



メフィストに気がつかれるまでは…


「今回は直接渡してあげて下さい」



その言葉を聞いた時は嬉しくて…でもぎゅっと我慢した。


会わないと決めた事を後悔した事がないのは本当だったから…。


私の今の家族はいつも冗談ばかりでけど私を誰よりも愛してくれているメフィストと少し甘えたな可愛い娘だけ。





これ以上望む日常の変化はなかった。




だから



私はチケットは受け取らなかった。






その次の年から




母の日と父の日のプレゼントは買わなくなった。




その代わり…私は



両親に何も出来ずにいた事を後悔するのをやめて



メフィストと娘の誕生日には二つずつプレゼントを買って1つは渡し1つは隠して貯める事にした。



いつか2人を残すとき後悔するのだけは嫌だったから…



今度は与えられた無償の愛に答えたかった。






2人が生まれた日を私が消えた後も…出来るだけ祝ってあげたかった。







それが私の精一杯の無償の愛だったのだと信じたい。





20110919

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