青エク
□背中に重なる 続編
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※これは燐子供・子育てシリーズの伝えたかったんだよ∞背中に重なる≠フ続編で二人の息子目線になっています。本編を是非お読みになってから御覧下さい
俺のパパはすっげぇカッコいい。
「お父さん!!お菓子作って!!」
「仕方ねぇな〜ちょっと待ってろよ〜」
パパの作る料理はすごくおいしいくて大好きだ。
「何作ってるの??」
ワクワクしながら聞いてみるとパパはにっこりと笑って
「ホットケーキ★」
俺の一番好きなホットケーキを作るために小麦粉を取り出した。
「俺も手伝う!!」
「いいぜ。エプロン持ってこい」
「は〜い」
パパに言われた通りに二階の自分の部屋にエプロンを取りにいく
途中でベランダでママが洗濯物を干していた。
「お母さん!!」
俺が呼ぶとママはこっちを見てにっこりと笑った。
「今からホットケーキをパパと作るから」
「良かったね〜ママも食べたいな」
「頑張って作る!!」
ぐっと拳を握って言うとママはくすくすと笑った。
「ますます燐に似てきたね…さすが親子だね」
昔からみんなに言われてきた。俺はパパそっくりだって
俺はパパと同じで悪魔が見えて
パパと同じで力が強い
それでたまに変だって言われる事もあるけど…
「俺のパパカッコいいから俺もパパみたいになりたい!」
「そっか…だとママ嬉しいな」
ママは嬉しそうに笑った。
「いいか?やけど気を付けろよ??」
「わかった〜」
お父さんは強くてでも優しくておいしいものを作る魔法の手をもっている。
俺はいつかお父さんみたいになりたい。
出来たホットケーキを食べたママが何で泣いていたかわからないけど…
その日食べたホットケーキは今まで食べた中で一番おいしかった。
20110915