青エク

□D続 生まれ落ちた日
1ページ/2ページ

※これは生まれ落ちた日の娘verです!
是非とも本編をお読みになってからご覧下さいませ♪




ではどうぞ!!







↓↓↓↓↓












パパから誕生日プレゼントに髪飾りをもらった。
すごく綺麗ですぐに付けて出掛けた。



そして
秋の紅葉が綺麗でついついよそ見をしていた時に…



私はママに会った。



なんでそう思ったのか私にもわからない…



でも…



間違いなくそうだと言い切れた…



私はママの娘だから…



わかるんだよ?



すれ違った後は涙が止まらなかった。



ママの髪には私とお揃いの髪飾りがあった。



パパが大切な友人に私とお揃いの髪飾りをプレゼントしたと聞いていた私はその相手がママだとわかった。



パパは気が付いてないけど…ママは帰ってきてくれた。



私だって信じられないけどあんなに二人は愛し合っていたんだから…奇跡だって起きると思う。



ママに泣きついて甘えたい気持ちはあるけど…
すべきではないと感じた。



これは二人の運命だから…私は口出ししない…そう決めた。



でも…



一人泣き崩れるママを見ていられなくて通りかかった私はついママの元に行ってしまった。



ママの瞳にはただ絶望だけがあって



それははじめて見るママの弱い表情だった。



いつも優しくて強くて決して涙なんて見せないママの弱さだった。



だからわかってほしかった…



私がいるよって



私はママがパパに…私に会うためにまた帰ってきてくれたと知ってるよって



伝えたかった。



永い永い時を待って再会したママは



小さくて



…愛しくて



どんな悪夢からも



守りたいと願った。



今までママは私にたくさんの贈り物をくれた。



私をこの世に産んでくれた事も…



愛してくれた事も…



感謝しても足りないくらいだから…



今度は私の番だよ?



幸せになってほしい。



久しぶりに私を抱き締めてくれたママの腕は暖かった。



とりあえず私は帰ったらパパに蹴りをいれると決意した。







20111113


次のページにて生まれ落ちた日のメフィスト目線がありますのでよろしければどうぞ!!
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ