青エク
□H続 彼女に似た貴女 前編・後編
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※これは「彼女に似た貴女前編・後編」の続編です!前作をぜひお読みになってからご覧下さい!
私が理事長の事をメフィストと呼ぶようになってもう半年が過ぎようとしていた。
「どこにいくんですか?」
「さぁね♪」
休日にメフィストを誘ってお出掛けをした。
行き先を告げられていないメフィストは不満そうに私に常に行き先を聞いてきた。
「まさかどこかに連れ込む気ですか!?」
「…」
やっぱりこの人ちょっとおかしいかも…
「あ。」
目的地が近付いて来てやっとわかったのかメフィストは立ち止まった。
「また娘に聞いたんですか?」
「当たり〜なんといっても親友だから隠し事はないの」
私は立ち止まったメフィストの手を引いて歩いた。
「一度…来たかったの」
花が綺麗に咲いている丘の上にある教会はとても美しかった。
ここに彼が命を懸けて愛した人が眠っている。
「…貴女はやはり変わってますね…」
私の隣に座り込んで墓石を眺めるメフィスト。