青エク

□続 おはようハニー
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※これは「朝」志摩廉造verヒロイン目線です。




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廉造は誰よりも私をベタベタに甘やかす。





唇になにかが触れてゆっくりと私は目を覚ました。



「…何してるの…?」



目の前には胡散臭い笑顔を浮かべた廉造。
逃げようにもぎゅっと廉造に抱き締められているからまったく体が動かなかった。



「おはようハニー♪」



かなり緩んだ顔でそんな事を言う廉造…。



「……寝込み襲わないでよね」



「僕のお嫁さんやねんからええんです」



今度は頬っぺたにキスをされた。



朝から何してるんだか…
呆れるけど抱き着いてくる廉造はとても幸せそうで…


私は抵抗できなかった。



廉造はバカだけど誰かに曇りなく愛されるのはとても心地よくて…



「私もバカだな〜」



「??」



廉造の体をぎゅっと抱き締めた。



「おはよう。廉造」



「おはよう♪お腹すいたしそろそろ起きようや?」



「私もお腹すいた…ご飯作るね」



ゆっくりと布団から起き上がる廉造。



その背中を見てると愛しくてたまらなくなった。



廉造は私をベタベタに甘やかす…たまに恥ずかしかったり…呆れたりもするけど


そんな廉造のそばはすごく寝心地が良くて…離れられそうにない。



「…廉造」



私はもう



ゆっくりと振り返る廉造



「もう一回…」



廉造がいないと朝が起きれない体になってしまった。


廉造は嬉しそうに笑うと…再び唇を重ねた。



おとぎ話とかあまり興味ないけど…



私は王子様のキスで目覚める朝の心地よさに




溺れてしまっていた。







20111017



今回は二人暮らし設定です。

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