dream〜ソウシ〜

□ソウシさんの恋人〜彼の羞恥心を探れ〜
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「○○ちゃん、ごめんね。私が悪かったから、お願いだから機嫌を直してくれないか?」


背後でソウシさんのすまなさそうな声がする。



いつもの医務室で、いつものようにソウシさんの助手をする私。

朝から一言も口を聞かない私の事を、彼は私が怒ってるって思い込んでるんだけど…。

えっと…、べつに怒ってるわけじゃなくて。





――ことの発端は夕べまで遡る。



二人でベッドに入り、私が部屋の明かりを消そうとすると、ソウシさんが優しく腰骨を撫でてきて……。


『しよう?』

…それが合図だった。


ランプを消し損ね、明るいままそれは始まる。

小鳥が啄むような軽い口づけから、だんだん舌を絡め合う深いそれへと変化する。

「あ…、ソウシさん、……やっ、ん!」

普段のソウシさんからは想像もつかない激しさで口腔を犯され、性急な仕草で身体をまさぐられて、僅かな抵抗の声をあげたけど。

本当は全然嫌じゃなくて…。

彼の手が、唇が、触れた場所がまるで火傷をしたように熱く疼く。

「○○の感じてる顔、すっごいクる…。」

なんて耳元で囁かれるら、私の思考はフワフワと霞がかっていく。

でも、ソウシさんと身体を重ねるようになって、もうそれなりに経つけれど…、やっぱりどうしても恥ずかしい。

ずっと私の上半身をさ迷っていた彼の手が、最初に触れた腰骨に戻り、さらにその手を下に滑らせてくると、

「ん?」

その手は止まり、ある一点を行ったり来たりする。

それは、腰骨の少し下辺りで結ばれているショーツの、紐の結び目だ。

「ふふ、○○ちゃん、今日は大胆な下着穿いてたんだね。」

「!!」

そうだ!

今日はお風呂に行くときすごく急いでて、引き出しを開けて一番上にあった下着を、確認もせずに掴んで出て行ったのだ。

それは、先日寄った港町で新調した下着なのだけど…。

店員さんにすごくススメられた下着で、退くに退けなくなって買ってしまったモノだ。

ショーツの両端を紐で結ぶタイプの、いわゆる『紐パン』…。

可愛らしくレースをあしらってあり、色も淡いピンク色だから、『そんなに過激にならなくて、お客様でも抵抗なく穿けますよ』と店員さんに押しまくられて…。

でも、なかなか穿くのを躊躇われて、ずっとチェストに仕舞っていた、『紐パン』…。

まさか急いで掴んだ下着が、寄りによってその『紐パン』だったなんて!

今この状況下で焦っても、時すでに遅し、なんだけど!

私がぐるぐると打開策を考えていると…。


がばっ!とソウシさんに上掛けを捲られて、申し訳程度にネグリジェが身体にまとわりついてる私の姿が、彼の眼下に晒された。

もちろんネグリジェなんて、身体を隠す役割なんて果たしてない。


「ごめんね。」

ソウシさんが謝る意味がわからなくて、私がきょとんとすると、

「今日の○○、やばいくらい色っぽいから…優しくしてあげられないかも…。」

そう言ってくるソウシさんは、恐いくらい綺麗だった。

そして謝られた意味を理解した私は、次の瞬間、衝撃的な光景を目の当たりにする事になった。



彼の顔がすっと下に降りてきて、腰まで辿り着く…。

そして私のショーツの紐を口にくわえると、そのまま引っ張って解いた。

その様子が、まるで肉をはむ肉食獣の所作みたいで…。

伏せられた綺麗な二重の瞳が、時折上目遣いで見上げてきて…。

どれもみんな、色っぽい…。


「ソ、ソウシさん!?やだ・・・っ!!」

するっと、腰の辺りに感じる開放感に、私が抗議の声をあげるけど、

「ふふ、抵抗してもダメ。そんな色っぽい下着で誘う○○がいけないんだよ。」

妖艶なソウシさんの笑顔の前に、あっけなく陥落させられた。

「ソウシさ、・・・んんっ!」

その後はもう、今までにない激しいソウシさんに息も絶え絶えに愛されて、私はいつの間にか意識を手放したのだった・・・。



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