ご主人様とメイド
□メイド、ということ
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「ふわぁ〜。おいしかったー」
「だろっ。ここのコックは料理うめーからな」
「本当に!!」
「咲希、食べ終わった?」
「ぁ、はい」
「じゃぁ、部屋戻るよ。みんなはゆっくり食べてて」
綱吉様にいわれ、私は部屋に戻ることになった。顔は笑っていたし、雰囲気もそう変わらない様に思えた・・・・
けど、なぜか、目が冷たかったような?気のせい・・?
「あの、綱吉様?私は何「さっき」はい?」
「ずいぶん山本と楽しそうに話してたよね」
「え?まぁ・・・私、兄弟がいないのでお兄さんみたいで。・・あの?」
「分かんない?ここまで言ってわかんないの?」
「っ!!」
どうしてだろう、変わらない笑みのはずなのに怖かった。怖くて怖くて、顔が引きつる。
意識していないのに、足が一歩一歩後ろに下がった。
「何で逃げるの?」
「っ・・・・」
「そんな怖いことしないでよ。痛いことするわけじゃないんだからさ」
「いやっ!!」
逃げようとすれば、ひょいっと綱吉様に抱きかかえられる。
抵抗も虚しく、隣の部屋に連れて行かれ
ドサッ
ベッドに落とされた。
「っぅ〜!」
「大人しく・・・しててよ?そしたら、気持ちヨくなるから」
「やっ、」
するりと綱吉様はネクタイを外す。
逃げようとしたけど、体を押さえつけられて逃げられなくて。
ネクタイが手首に巻きつけられる。
「なっ!!やだっ!はずして!!何で!!」
「リボーンから聞かなかった?なんでここにつれてこられたか」
「っ!せ、性奴隷・・・?」
「なんだ、ちゃんと分かってるんじゃん」
「だ、だったらなおさらやだ!!なんであんたなんかと!!」
「抵抗できる立場だと思ってるの?」
ピタッ
その言葉に、私は暴れるのを止めた。そうだ、だって私はメイド。私が逆らえば守りたいもの全部壊される。
私が機嫌を損ねれば全部消えちゃう。消えちゃうんだ・・・
「っ・・・・・」
「いい子。でもまぁ、強姦ってのもいいかもね♪今日は抵抗しても許してあげる」
「きゃっ、あ」
綱吉様の唇が服の上から乳首に触れた。
「この変態っ!どこ触っひゃぁっ!」
「咲希って処女?」
服の上から胸を揉まれる。
そんなことされたこともなくて、変な感じしかしない。
「や、だっ!!離しっ、って!」
「その反応やっぱり処女なんだ〜」
「っ!文句ある!?初めてがあんたなんか絶対嫌だ!離して!!」
「強気な子をねじ伏せるのも好きだよ。大丈夫そのうち気持ちよすぎて何も考えられなくなっちゃうから。」
「やぁっ・・・!」
耳元で喋られてぞくぞくする。吐かれる息が、声が厭らしく感じる。
声だけで、おかしくなっちゃいそう。耳を舌で舐められて、背筋に悪寒が走る。
気持ち悪いのに・・・ぞくぞくする感覚が・・・
ヤバイ
このまま続けたら、何かヤバイ気がする。
「ねぇ、気持ちイイ?」
「き、気持ち悪い!」
「ふぅん。この状況でそう言うこと言うんだ。咲希はさ、少しは嘘を覚えよ」
「っ!!」
綱吉様の手が下のほうに移ろうとした。止めようとしたら睨まれ体が固まる。
されるがまま、我慢するしかない・・・わたしにはそれしかなかった。
快感を与えられて、どれだけ気持ちよくなったって
(いやっ・・・やだよ・・・)
嫌悪感は消えなかった。
泣き叫んでも、いくら嫌がってもその行為は止められることなく、最後まで続けられた。