本編

□1章─The first be late─
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「………ってか空から降ってきたよね?」

白髪なのか銀髪なのか区別出来ないその伸び放題のツンツンとした髪。
それに似合わずちょっとぽけっとした表情はまるで昼寝をした猫だ。
それでいてカッコ悪いとは言えない整った輪郭。



まず日本人とは言えないだろう。


森に囲まれた道に、二人立ち尽くす。

「君は誰?」

自分の事も分かんねぇのに他人を聞くのか…
「俺は水純柚希。」
「ユズキ…か。オレはペシミスト!家名は無いんだ。」

名前分かるじゃぬぇええかぁぁあ!!`∀´


「…で?なんで空から降ってきたの?ペシ…み?」

「ペシミスト、だよ。んーと、魔獣召喚しようとしたんだけど…どうもうまくいかなくて…気が付いたら、ここの空の上で。」
えへへというように、彼は頭を掻いた。

…今魔獣って…!?ハァ!?
「マジュウ!?´Д`」

「そ。オレ、召喚師なんだ」

召喚師…?


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