ぷよぷよ小説

□あの子と一緒に
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「――あ、」

フワッと風が野原を駆ける。
この風は―そう、あの子の風。
そう分かってるから僕は微笑んで彼女を呼ぶんだ。

「アミティ」

あの子は眩しい笑顔を輝かせて、僕の方へ駆けてきてくれる。
足音が近くなってくるにつれて僕の気持ちも高ぶる。
「シ〜グ〜!!」

急にあの子は僕の胸へ飛び込んできた。
僕はそれを受け止め・・・



ボフン

きれなかった・・・
でも彼女は笑っていた。

「やっぱりシグは原っぱの匂いがする、凄くいい匂い!!」

「じゃあアミティは太陽の匂いだね・・・」

「太陽に匂いなんてあるの?」

キョトンとする彼女に僕は優しく言葉を紡ぐ。










「―あるよ、それは君の匂い」


そう、僕はこれからもアミティと一緒に・・・・・・












あとがき

短いです。
ほのぼの〜
そして書いてる途中何度も鬱エンドに走ろうとした自分がいる現実。

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