貸出本

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    ※ショートストーリーってやつ※
    ※ほわほわふわふわして
    るのが書きたかった←※
    ※合ってるか分かんない
    言葉使います※























    ある日、俺と円堂くんは
    ばったり公園の自動販売
    機の前で会った。

    僕は嬉しくてずっと顔が
    緩んでしまっている

    そんな変な顔をしている
    僕に円堂くんはベンチに
    座ろうと誘ってくれた

    僕も円堂くんもベンチに
    腰を掛ける

    冷たい風が頬をすり抜け
    て気持ちが良い。



    世界と戦ってもう随分時
    が経った
    辛かったことも多かった
    けどそんな時には必ず円
    堂くんが慰めてくれてい
    た
    そんな優しい彼に思いを
    寄せたのが僕。

    滑稽だよね

    男が、男に…だなんて
    …………この想いを伝え
    ることは許されない








    でも、

    「円堂くん、」

    それでも、

    「月が、綺麗だね」

    こんなことくらい、言っ
    ても良いよね、
    きっと君はこの言葉の意
    味を知らないだろうから


    きょとん、とした円堂く
    んが僕を見る
    そんな円堂くんを見て僕
    は笑う
    やっぱり、知らないか。

    それでも、伝えられたか
    ら良いや。

    そう思った俺は空を見上
    げた

    実を言うと今日は生憎の
    曇り空だ。月なんて見え
    やしない

    だから敢えて言ってみた


    「ヒロト」


    いきなり名前を呼ばれて
    驚いた僕は円堂くんの顔
    を見た


    「俺は月なんかよりお前
    の方が綺麗だと思う」

    「っな…!?」


    唐突なことに思わず変な
    声を出してしまった


    「え、円堂くん。そう言
    うのはね、好きな女の子
    とかに言うべきだよ?」


    夏未さん…とかに、さ

    自分で言っといて泣きそ
    うになってきた

    そう僕が思っていると円
    堂くんが頭をかきむしり
    だした
    どうしたものかと見てい
    るといきなりガシリと僕
    の空き缶を持っている方
    の手を円堂くんの両手が
    握った


    「ヒロトの鈍感!!」

    「えっ何が…!?」


    と言うかどっちが鈍感だ
    !!と言ってやりたくなる





    (俺は、ヒロトが…っ)






    .

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