貸出本

□貴女の吐息が美味しくて
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※なんかマフィアとかそんな感じの話※
※エイリア呼び※
※ガゼルは新人※
※バーンとかグランとかバンバン人殺す※


















ある日連れていかれた廃墟のビル。
そこで告げられたのは私がマフィアのボスを複数の人間と守ると言うことだった
その複数の人間と言うのは赤毛が目立つ二人の私と歳が同じ位の少年
しかし同じ位の歳だとしても経歴からしては先輩だ。私は深々と頭を下げて「宜しくお願いします」と言った。すると彼らも私に自己紹介をしだした


「僕は本名は基山ヒロト。ここではグランって呼んでね、宜しく」


ニコリと微笑まれた。どうすれば良いのだろうか
とりあえずグランとかいう奴がやったように笑ってみた
すると目の前の二人がぽかん、とした目で私を見てきた

ああ今更だがホントに恥ずかしくなってきた
なんでこんな不慣れなことしたんだろうか。そう思いながら顔を伏せるといきなり肩を掴まれた
ビックリした、いきなりの事だったから。

私の肩を掴んだのはグランではない方の赤毛の男だった


「お前可愛いな!!女みてぇだ!!」


侮辱と受け取って良いだろうか。


「俺は南雲晴矢!!皆バーンって呼ぶけどお前は晴矢で良いぜ。」


それが彼と私の出会いだった。
ハッキリ言って私はあまりバーンと上手くやっていく自信は無かったのだが意外といけるものだ。人生まだまだ何があるか分からないなと痛感した
それから仕事をこなしていく内に次第に二人とは仲良くなれた。
そして3ヶ月経ったある日私はバーンに告白されそれを私は了承した



薄々勘づいてはいた
アイツと会った時から、何となくは
だから了承した。



ある日のある朝、初めて私は銃は貰った
それを晴矢に告げると悲しそうな顔をした


「お前も、人を殺すことになるんだな」


グランやバーンは人を殺す
守る為に。
私たちの仕事だから
いつも晴矢は人を殺すときは私の死角や私が見えないように抱き締めたり目を隠したりする
それはヒロトも一緒だった
そして二人とも同じように笑って「風介は見る必要もする必要もない」と言ってくれる

その度泣いた
いつも守られてばかり。
私は仕事を何もしていないし二人を守れない

私もやるよ、頑張るから

そう誓い今日の仕事へ向かった



バーンとグランとはぐれしまった私はあの人、守るべき人を守る


「っ、」


大丈夫、大丈夫大丈夫。
大丈夫だから、
私の大切な人を守るんだ、

すぅ、と息を吸い顔を上げるとそこには私の、私たちの倒すべき敵がいた

相手も銃を握っていた
やらなければ。
私が。
今居るのは私と敵だけ。
私は銃を構え、引き金を


パァンッ


「は、は、は…、」

引いた。私は、人を殺してしまったのだ。
落ち着く為に息をしようとした
しようとしたのに、息の仕方が分からない、なんて
私は脚をガクッと床につけてそのまま右に体が重力に逆らわずに落ちた


「はひゅ…ひゅ、はあはあ…っ」


ばたばたと足音が聞こえた
ああもう私は死ぬのかもしれない
最後に晴矢の顔を見て死にたかったなあなんて間抜けなことを考えていたら私の目の先で音の主は止まった

なんだ、私を見下ろしているのか


「はあ、ひゅう…ひゅ、ひゅ、はひゅ……っ」


晴、矢あ…
死にたくない…死にたくないよ…晴矢、晴矢…
ぼろぼろ涙が出てきた
息が苦しくて悲しくて寂しくて怖くて


「お前が、やったんだな」


意外な声が聞こえた
少し顔を上げるとそこには晴矢がいた
晴矢はしゃがんで私を抱えた
私は晴矢の服をきゅ、と握ると「お前には、天国に行って欲しかったな」と言われキスをされた


「ん、ふ…」


自分でも息が整ってくるのが分かった
だから晴矢の首に手を回すと舌が口の中に入ってきた


「んんっ…んあ、む、ふう…」


ぬめぬめと口内の中に動き回る晴矢の舌に足がピクピクと動くのが自分でも分かり、顔が赤くなった
すると晴矢の舌に私の舌が絡まった


「んふっ…うむ、む、んあ…っ」


ごそごそといつの間にか晴矢の手が私のYシャツの下に潜り込んできていた


「んあぁっ…ふ、はあ…んむ…むふあっ…」


ぴくん、と体が動いた
理由は晴矢が私の乳首を摘まんだからだ
息が続かなくなった私は晴矢を押し返すとそれに気付いた晴矢は口を離すついでに服からも手を出した
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