静岡物語
□恋愛劇場
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−告白−
サイレントヒルにあるアパートの一室、そこに、三角頭とナースはいた
「三角頭さま…私は貴方をお慕いしています」
ナースはそう言って三角頭を見つめていた
三角頭はそれを聞き入れた後スッとナースに背を向ける…
「ワシは、あのジェイムスを始末することで頭がいっぱいなのだ…悪いが、今はお前のことを考えてやる暇はない」
ナースは、想定していた通りの反応だったのか、それほど動揺をしている様子はない…それでも少しばかり俯いた
「…そう、ですよね…なら、ならせめて…お側にいることをお許しくださいませんか…決して邪魔は致しません」
ナースは引き下がることなく、更に一歩踏み込んだ
三角頭はナースに背を向けたまま、少し呆れ混じりに溜め息をついて
「…好きにしろ」
仕方ないな、といった様子でそれを受け入れた
その言葉を聞いたナースは、これ以上にない程の笑顔を浮かべて
「ありがとうございます!!」
と、これまた嬉しそうに応えるのだった