Words

□よわい
1ページ/1ページ


背中から抱き締めて
そのまま眠った夜の
優しい空気の溶けた闇

触れた手のひらの暖かさ
それらを覚えてしまって
いっそう冷たい「独り」

あなたを欠いた毎日に
私の葛藤が波紋を広げ
水面下で答え崩れた

飾り気のないモノクロームは
単調な日常に相応しく
溜め息を静かに隠す


嫌いだ、と呟く度に
爆ぜて傷む私の心は弱い
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ