講師はつらいよ(笑)
□町角アンケート!!!
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「ネイガウス先生!?こんなところで何やってるんですか!?」
ここは正十字学園町で最も人通りが多い場所。
「奥村雪男!!…なんだ霧隠シュラもいるのか。貴様らこそなぜここに…?」
「『なんだ……』じゃねーよ!アタシたちは燐を探してる途中!それでお前こそ何やってるんだ?」
「…………。」
ネイガウスは身長の高い男性に話しかけられていたのだ。
「……お前、何かしちゃったんだろ〜?」
「何かしちゃったんですか!?ネイガウス先生!」
シュラと雪男は意地悪く言う。それに対してネイガウスは無表情で言い返す。
「……記憶にないな。」
「おやっ。人が増えましたね〜。よかったらアンケートやってるので協力してもらえませんか?あ、拒否権はありませんよ〜。」
「「え?」」
急にそこにいる長身の男性が顔を覗かせ、あとから来た2人、シュラと雪男を引き寄せた。
「あっ、でも僕たち用事があるので………。」
「拒否権はありません。」
「……………。」
「まぁ〜。いいじゃん。燐ならそのうちでてくる!!気にすんなって!!!」
「シュラさん……」
「今、思ったのだが、拒否権がないのなら最初から聞いてこなくても良いんじゃないか……。なぁ、奥村雪男。」
「えっ!!!なんで僕に振るんですか!!」
「ご協力ありがとうございます!!では早速…………。」