ホンマに好きやねん

□08 愉しい事
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ホンマにどないなっとんねん………




さっきまで寝てたケルベロスが、私が近づいただけでいきなり起きて。


しかも、私と殴り飛ばしはった……。




アイニにも、手を付けられん……




「なんやねん、アイツ……」
「ここは、俺等に任せぇ…これでも、プロやさかい」
「堪忍な………頼んだで。アイニ!!廉造!!外出るで!!!」


私は廉造とアイニを引き連れて、一旦、外に出た。




「あ……あの、中の悪魔は…?」
若い女性が話しかけてきた。

悪魔と知っている所から、廉造が知らせた人やろう。



「あ、今祓魔師達がどうにかしてるんで、全然大丈夫です。ただ、少し凶暴化してるんで中には絶対入らんといてください」
「はい」



しっかし、えらい若い人やったな……。
しかもめっちゃかいらしかったわぁ……。

「廉造、話あんねんけど」
「ん?なんや陽菜」
「アンタの変態さは、小さい頃からおるし、よぉ分かるよ?せやけどな……」


私は一旦溜めて


「こんな緊急事態の時になんで綺麗な若い女の人に話しかけてんねん!!!!!」
「いや!!ちゃうねん!!たまたま通りかかったゆうか…」
「そんな言い訳通用せんわ!!!!ホンマに最低やなぁ!!!!アンタは!!!!!!!!」
「ホンマにたまたま!!!偶然!!!!!」
「知るかぁぁああぁぁぁ!!!!!」

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