長編小説
古より伝えられし伝説――
――この世界を創造したモノ。
それは七匹の龍神である。
七龍神は創造の証に一つずつの“力”を授けた。
橙の龍は大地を覆う程の“土”
緑の龍は地に根を張る“樹”
青の龍は流れ行く“水”
黄の龍は大気を動かす“風”
紅の龍は燃え盛る“火”を
そして、
白の龍はそこに住まう“命”を
黒の龍は終わりを示す“死”を与えた。
此等、七龍神の力により支えられ、均等を保つ事が出来ている――
それが今、些細な感情により崩される事に成ろう。
運命と言う名の糸により紡がれる物語が今、幕を開ける――。
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