桜 雷 

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楽「……………銀ちゃんは


名無しさん姉と知り合いアルか?」









神楽のその言葉に
銀時は驚いて
視線を神楽に戻すと




じゃあ…と
声をもらした






楽「そうネ!

ごっさ綺麗で優しくて
銀ちゃんみたいな
天パじゃない



キラキラした銀髪で
ずっとずっと会いたくて

悲しい別れをした…





噂の、



私のお姉ちゃんアル」











神楽は
初めて地球に来たときから
銀時の髪を見るたび



「お姉ちゃんに会いたい」と
言い続けていた











そして…



さっきの説明を
繰り返し繰り返し
聞かされていた











(なんで、名無しさんと神楽が?)







銀時は
そんな疑問を抱いたが




神楽が

名無しさんと話している
神楽に激似の男を


なんとも言えない表情で
見ていたのに気がついて

考えるのをやめた








銀「行ってこいよ」







銀時はそう言って
じれったい神楽の背中を押した



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