桜 雷
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楽「名無しさん姉、
刀持ってるアル」
神楽のその言葉に
奥で立ち上がっていた
神威が目を開いた
威「名無しさん…」
自分でも
不安、という
嫌な動機の激しさを感じる
新「ちょっと…
女の方が
動きだしましたよ?!」
威「??!!」
―――――トントントントン
名無しさんは
タイミングを計るように
つま先で地面を叩く…
そのタイミングを待つ3人は
目を光らせて
徐々に体制を低めていく
―トン
トントン
トントントン…ザァーッ!!
次の瞬間、
名無しさんが
踏み切った音と同時に
3人も勢いよく飛び出した
.