仮名
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「え……っと…」
「………」
「名無しさん?」
エレンたちも
じっと名無しさんを見る
ーーーキィイイイン!
「なんのつもりだ」
その一瞬で
蜘蛛は名無しさんを
捕獲しようとエルヴィンを狙った
が
リヴァイやミカサたちが動きだし
辛うじて攻撃を防いだ
「これはどういうことだ」
「???!!」
「クロロ…」
名無しさんが驚いて
いるはずのなかった
クロロを見ると
エルヴィンは名無しさんを離す
「名無しさん、知り合いか」
そこにいた全員が
名無しさんを見る
「知らない、けど」
「???!!」
その瞬間、
エルヴィンたちは
頭が真っ白になった
目の前にいるのは
確かに名無しさんであるのに
「で、でも!敵じゃないよ!」
名無しさんがそう言うと
蜘蛛は構えを解いた
.