仮名

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「おい、名無しさん」



「はい?」




「お前の世界には
人外の能力があると言ったな

全員か」








「いいえ…
鍛え上げたら得られるものです…

一人一人に合った
全く別の能力…」





「一人一人に合った能力か…
なんのためにその力がある」








「…強くなりたいから

身を守りたかったり
自分を高めたかったり…

時には敵と戦ったり…
それぞれだと思います」








「…それならどうやって差がつく」




「え??」








「それぞれが違った能力なら…
相性で全てが決まるのか」




「あ、ううん!
念ならある程度なんとかすれば
得られるものなんですけど…

極めた人とでは
雲泥の差がでます…」




「…ほう」








「鍛え方はいろいろですが…
強い力を引き出すには
制約と誓約を課すことが
必要なんです」





「なんだそれは」






「制約は
あたしに課すルールです

それを誓約することで
思いが強ければ強いほど、
相応の力を得ることができます

もちろん、
制約は見合うだけのリスクが
伴うんですけど」




「リスクだと?

じゃぁてめぇは
何を課してるって言うんだ」



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