クルタ族の女

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「名無しさん、
なんだか今日変だったわね」




「あ、パクも思った??

…あたしも」




「お前らまで言うんじゃ
俺の勘違いじゃなさそうだな」








名無しさんが帰ったあと
みんなで話をしていると
名無しさんの話題になった








「なんでそう思ったんだよ」



「フィンクスは鈍いな〜」



「んだと?!シャルっ‼」




「まぁ、落ち着け」


「…ちっ」




フィンクスが口を閉じると
マチがうーんと唸る



「やっぱり、
名無しさんは家のことが
苦痛なんじゃないかな。

…って思う」





マチの言葉に
フィンクスはなんでだよと
目をやる






「前に聞いたことあるんだよ
名無しさんの村には
厳しいキマリがあって
よく罰を受けるんだって」





「ただでさえ流星街なんて
近寄らせたくない
街だろうからね」




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