クルタ族の女
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「名無しさん、また来てたのか」
「あ!クロロ!」
流星街の外れ、
瓦礫の上に座って
彼女は本を広げていた
「何を読んでいるんだ?」
「ん??クロロに貰った本っ!」
そう言ってにっこりと笑って
表紙を見せる
「まだそれ読んでるのか??」
「うんっ!だって
クロロがくれたんだもん!」
そう言って
ボロボロの本を大切そうにしまう
「………そうか」
.
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