桜 雷
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その夜−−−−−−−−−−
近くに
春雨御用達の
屋敷があるということで
みんなで泊まることになった
高杉は
徹底的に嫌がっていたけど
名無しさんが残ると聞いて
少し静かになった
「今日だけ、
4人にしてくれませんか?」
食事の前、
風呂から上がって
くつろいでいたとき
名無しさんが神威を見て言った
神威は
一瞬目を開いたが、
次には「好きにしたら〜?」
なんて
呑気なセリフが返ってきた
それを聞くと
名無しさんはにっこり笑って
3人と部屋を出て行った
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