桜 雷
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銀「ったく、
いっちょ前言っちゃってよォ」
そう言って銀時が刀を抜いた
名無しさんは背中に背負った
何年ぶりかもわからない、
二対の相棒に手をかけた
すると
カタカタと刀が音をたてて
封印の紐が自然と引きちぎれた
桜龍王も雷神龍も
名無しさんの気持ちは
すべてわかっていたようだ
―――スーッ
音もたてずに
静かに刀を抜いて構えると
銀時が口を弧の字に描いた
銀「おい、おめェら…
まだあれ、いけるか」
桂晋「……………」
2人は無言のまま
名無しさんの解答を待つ
「………まぢっすか笑」
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