桜 雷
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松陽先生に
会いにいく時
いつも通っていた長い荒野−−
昔はもっと緑があった…
その道を
4人は
無言のまま歩いている
天「おいてめェらァ」
その言葉に
4人は立ち止まった
桂「なんだ貴様」
桂が殺気を飛ばすと
目の前のやつは
ニヤニヤ笑う
「おっと
そんな態度じゃいけねェぜ?
てめーらのつれが
どうなってもいいのかァ?」
奴が指差す方を見ると
「あの宇宙船……」
名無しさんの目に映ったのは
数刻前見たあの宇宙船だった
その中が
だんだんと露わになっていく
.